薬物乱用防止教室(1学年)
令和6年12月11日(水)本校視聴覚室にて、1学年を対象に「薬物乱用防止教室」が行われました。
これは、薬物の依存性や耐性、身体や精神に及ぼす有害性などについて正しく理解し、自己の健康行動に責任を持つことができる生徒の育成と、薬物乱用の実態について目を向け、個人の問題ではなく社会全体の問題として考えていく態度を身に付けることを目的に、毎年行われているものです。
今回は、学校薬剤師(ミウラ薬局)三浦様をお迎えしてお話をいただきました。
講話の中で、薬物乱用は毎年1万人以上が検挙されている "犯罪" であることを教えていただきました。
そして、禁止されている薬物やシンナーなどの化学物質を不正な目的や方法で使用すること以外にも、風邪薬などの医薬品を本来の治療目的から外れて使用することも含まれること、たった一度でも「乱用」になることを教えていただきました。
次に「薬物の乱用」がもたらす影響や自分が当事者とならないために必要なこととして、次の4つがあることを教えていただきました。
①脳の正常な働きを失わせ心身両方へ悪影響を与える。
②一度でも薬物に手を出すと身体的・精神的依存を引き起こしてしまう。
③使用すると本人はもちろん周囲の人の人生も変えてしまう。
④自分が巻き込まれないためにも正しい知識を身につけ、共有することが大切。
また、薬物乱用のきっかけで一番多いものとして「好奇心・興味本位」がどの年代でも半数以上を占め、次いで「その場の雰囲気」…と、薬物の危険性を正しく理解していないことがいかに危険なのかについてもお話いただきました。
さらに、違法薬物の情報をどうやって入手するかについては、「友人・知人から」が最も多く、次いで「インターネットから」と、危険が身近なところにあることもわかりました。
もし、そんな危険に巻き込まれそうになった時には「きっぱりと断ること」、「その場から離れる」ことが重要であることも伺いました。
生徒の皆さんには、今日伺った内容を忘れず、薬物の危険性と身体への影響を正しく理解し、『きっぱり断る』『逃げる勇気』を持って行動してほしいです。
最後になりましたが、今回の講話開催にご協力いただいた三浦様、お忙しい中、本当にありがとうございました。